研究概要
研究概要
化学の言葉で微生物の生命活動を語れるようにすることが私たちの大きな目標です。もちろん、その知見はあらゆる生物の生命活動を理解することに大きく貢献します。微生物は作りが単純であるがゆえに、基本的な生命現象を解析する材料として古くから利用されてきています。また、微生物には産業利用上の利点が多く、生命現象の理解が産業応用に直結するという特長があります。
微生物は地球上のほとんどあらゆる場所に生息しています。化学的・物理学的に特殊な環境を含めて、種々の環境に適応するきわめて大きな多様性を有しています。私たちの研究室では微生物の環境適応を担う分子基盤の解明と、その知見に基づいた応用開発を主要な研究テーマとしています。特に、特殊環境微生物の環境適応に関わるタンパク質と脂質の機能に焦点を当てて研究を展開しています。また、ユニークな物質代謝に関わる酵素の構造と機能を明らかにし、それらを物作りや環境浄化に役立てることを目指しています。
研究内容の概要は紹介動画にて公開しています。
2-Haloacrylate hydratase
Fluoroacetate
dehalogenase
Selenocysteine lyase
Cysteine desulfurase
Microbes living in extreme environments
Physiological function of PUFAs
and More...