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新システム移行に関する重要なお知らせ (2019/11/12更新)

現在多くの皆様にメールサービスや計算サービスをご利用いただいておりますが、引き続き、高速かつ利便性に優れた研究環境をご利用していただくため、 より高速な計算サーバ群および大容量ストレージ、さらにバージョンアップされた各種アプリケーションからなる新システムの運用が2020年1月より正式に開始されます。
新計算サーバは現行システム同様に分散型スパコンおよび共有メモリ型スパコンを中心としたシステムとなり、 利用可能なコア数やメモリ容量、ディスク容量が大幅に向上します。

来年1月からの正式運用に先立ち、11月27日頃より新システムが利用開始されます。 年内については、新システム利用分に対しては原則課金されません。(一部、Materials Studio経由のジョブおよびGPU利用分については例外あり)

一方、現行システムの利用は12月11日(水)午前9時までです。 実行中のジョブについては12月9日午前9時以降に停止され、新システムでのジョブ再実行はされませんのでご注意ください。

新システムへの移行スケジュール

新システムへの移行は、1) 準備期間(8月~11月) ⇒ 2) 仮運用(11月下旬~12月) ⇒ 3) 正式運用(1月~) の順に進められます。 以下に、各期間での注意点をお知らせします。

準備期間(8月~11月)

新システムへの移行準備のため、現在提供されているサービスの一部が停止もしくは利用が制限されます。

</aptmp/(ユーザ名) のファイル整理のお願い>
対象者 : 計算サーバのユーザ(/aptmp/(ユーザ名) を利用されている方)
整理期間 : ~10月前半までに (実施済)

<共有メモリ型スパコン UV2000 の一部停止>
実施日 : 10月1日午前9時 (実施済)

<分散型スパコンの一部停止>
実施日 : 10月1日午前9時(実施済)

<分散型スパコン(GPU搭載ノード) の一部停止>
実施日 : 10月17日午前9時(実施済)

<計算サーバで実行中のジョブ停止および一部サービスの停止>
実施日 : 11月2日(土)~4日(祝・月)(実施済)

仮運用 (11月27日頃~)

11月27日頃より、新システムの計算サーバの利用が可能になります。

<新システムの利用開始>
開始日 : 11月27日頃(正確な日時が決まり次第、再度お知らせします。)
内容 : 新ログインノードや新計算サーバの利用が可能になります。
また、今回 /aptmp/ 以下のストレージも新システムに移行となるため、 11月24日(日)頃にスパコンシステムにて全ユーザの/aptmp領域を現行システムから新システムにコピーします。
/aptmp領域はかなりのサイズですので、ユーザ毎にコピーの開始終了日時を別途お知らせします。
コピー終了後に現行システムに出力した計算結果やデータファイルは、 rsync コマンドで新システムの /aptmp/username にコピーしてください。 具体的な手順については、後日改めてお知らせします。

新ログインノードのホスト名については、利用開始日が確定次第、改めてお知らせします。 また、新システムではバッチジョブのキュー名や利用可能な計算リソースが大きく変更されています。 既にのでご注意ください。

<現行システムの停止>
新規ジョブ投入停止日 : 12月6日(金) 17時
内容 : 現行システムに対する新規ジョブ投入が停止されます。この日時以降、現行システムでの新たなジョブ投入はできません。

ジョブ終了日 : 12月9日(月) 9時
内容 : 現行システムで実行中のすべてのジョブが停止されます。停止されたジョブは、新システムでの再実行はされませんので、ご注意ください。 なお、ログインノード(fe1)へのログインや、/aptmp/username へのアクセス、現行システムから新システムへの /aptmp/username のコピーや同期は可能です。

システム停止日 : 12月11日(水) 9時
内容 : 現行システムのすべてのサーバが停止され、ログインノードへのログインもできません。
現行システムでの /aptmp/username 以下にもアクセスできませんので、新システムへのコピーが必要な方はシステム停止までに必ず実施してください。

<新システムに対する課金>
新システムで計算されたジョブのうち、年内(12月31日23時59分59秒まで)に終了したジョブについてはすべて課金されません。 年をまたいで実行されたジョブについては、年内の計算分については非課金、年明け以降の計算分については課金となります。 ただし、年をまたいで実行されたジョブのうち、Materials Studioを介して実行したジョブ、あるいはGPUを使ったジョブについては年内の計算分も含めて すべて課金対象になります。

正式運用 (1月~)

正式運用開始日 : 2020年1月1日より



ソフトウェア

新システムでは利用できない有償アプリケーション

  • BAND (宇治地区利用者のみ)
  • GaussView5
  • Molcas
  • Molpro (宇治地区利用者のみ)
  • TURBOMOLE (宇治地区利用者のみ)

新システムでもこれまで通り利用可能な有償アプリケーション

  • PBS ★
  • Intel compiler ★
  • Amber
  • ADF (宇治地区利用者のみ)
  • CSD ★
  • Gaussian09 ★
  • Gaussian16 ★
  • GaussView6 ★
  • Gaussian&GaussView(Win/Mac/Linux)貸し出しメディア ★ (宇治地区利用者のみ)
  • Materials Studio ★(全モジュール利用可能)
  • Discovery Studio ★(全モジュール利用可能)
  • Materials Science Suite (宇治地区利用者のみ)
  • Mathematica (宇治地区利用者のみ)
  • Q-Chem
  • Reaxys ★
  • SCIGRESS
なお、新システム利用開始と同時に利用できるアプリケーションには、★を付けています。

新システムにおけるバイオインフォマティクスソフトウェア

新システムでは、現行システムと同じバイオインフォマティクスソフトウェアが利用できますが、インストールされているバージョンは最新版となります。
(ソフトウェアによっては、最新版の他、比較的新しいバージョンも含まれている場合があります。)

もし、利用したい過去のバージョンが含まれていない場合には、可能な限り対応させていただきますので、 その旨スパコンシステムまでお知らせください。



変更履歴

日付 内容
2019/08/09 初版
2019/08/27 計算ノードの一部停止等の詳細を更新
2019/09/05 11/2-4の入替作業にともなう影響の詳細を追記
2019/09/30 10/17以降一部のGPUノード停止情報を追記
2019/11/12 新システム利用開始および現行システム利用停止情報を追記


ご不明な点などありましたら、スパコンシステムまでお問合せください。