今年度の繊維学会夏季セミナーは「繊維ビジョンと環境」と題して、滋賀県近江八幡市で開催致します。環境問題は全地球的問題であり、繊維産業の将来ビジョンを語るときも避けては通れない問題です。琵琶湖を抱える滋賀県は環境問題に対する取り組みも積極的であり、同時に多くの繊維関連企業が集積する地でもあります。この地において、環境問題を見据えながら活発な討論を通して、将来の繊維ビジョンについて皆様に考えていただくことを目的としております。
セミナー1日目は、産?学?官の3名の著名な講師の方より、産学官連携、環境問題や繊維産業の今後の問題等について、大局的な観点からお話をしていただきます。2日目より、各分野の気鋭の研究者や技術者の方に「繊維ビジョンと環境」を切り口にご講演をいただきます。繊維の技術戦略マップ、滋賀県の環境への取り組み、繊維の環境問題への貢献、繊維の最先端技術、伝統の技と繊維、医療と繊維など幅広い立場から分かりやすくお話をいただく予定です。ポスター発表では、主に若手の研究者や学生の方から最近の研究についての発表があります。1日目の夕刻には、講師、参加者、実行委員の気楽な交流を進める目的で懇親会を開き、2日目にはワインパーティーを開催して、若手の参加者との積極的な交流をはかります。滋賀県近江八幡市は歴史のある町でもあり、3日目の講演終了後には、エクスカーションを企画しています。(詳細は6月号にてお知らせいたします。)
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