中村研を志望する方へ

京都大学工学部工業化学科 学部生の皆さん

配属を希望する方は,工学部工業化学科に入学の上,学部2回生後期のコース配属で「先端化学コース」へ進学してください。
当研究室の分野名は「工学研究科 物質エネルギー化学専攻 有機分子変換化学分野」です。

大学院入試情報

京都大学大学院工学研究科 物質エネルギー化学専攻 大学院入試

研究室で何が身につくの?

有機合成と各種分光測定を用いる分子構造解析,量子化学計算による分子モデリング,効果的な発表や論文・レポートの書き方を身に付け,次代を担う研究者としての第一歩を踏み出すお手伝いをします。こういった知識や技術は,研究活動を楽しんでいるうちに自然に身につきます。最初はスタッフ・先輩の知識や技術に圧倒されるものですが,打ち込んでいるうちに「自分の化学」が見えてきます。 「さらに良い機能を出すための分子構造は?」「もっと精確で効率の良い実験手法は?」といった工夫が自分で出来るようになれば,しめたモノ。単なる知識の集積を超えて,新しい知と価値観を創出できる研究者となりましょう。

在学生インタビュー

鈴木

Q1. 中村研では、どのような生活を送っていますか?

基本的に平日は10:00頃に出席し,実験の内容次第ですが平均して19:00に帰宅となります。週末は土日ともに休みとなっておりますが,実験の進捗次第で土曜日に来て実験を少し進めたり,資料を集めたりすることもあります。
他にはResearch Seminarというものが毎週金曜日に予定されていて,1月に一回のペースで担当が回り,ここで研究の進捗の報告並びにディスカッションを行います。

Q2. 中村研を選んだ理由は?

中村正治教授の人柄で選んだところが大きいですね。有機化学Ⅰの授業でお世話になった際に顔を覚えてもらっていたのがきっかけでした。私自身は有機化学に興味を持っていたため,中村先生のもとで研究を行いたいと思うようになり,希望するに至りました。

Q3. 研究生活で、充実感を得られるのはどんなときですか?またしんどいのはどんなときですか?

充実感を得られるシーンは,予想していたデータや,反応生成物を手に入れられた時ですね。逆にしんどい時は精製操作が不完全だったりして,長時間かけて行った実験の後にTLCやNMRで混合物だと判明した時がこれまでで一番心をおられそうになりましたね。

Q4. 目標や夢があれば教えてください。

私自身の目標としては実験についても解析についてもまだまだ素人ですので,化学者として素養を身につけることが目標です。そしてその中で現在取り組んでいる研究を,未来の社会を支えるような技術に発展させていきたいです。

Q5. 最後に一言お願いします。

中村研究室では,化学者へと成長できる環境となっています。協力講座ゆえに,社会人の方との接点が多く,現実社会で活きる力というものが見えてきます。充実した研究生活を送りたい人は是非中村研究室に来てください。

出身大学

当研究室では,他大学からの進学者も幅広く受け入れております。
例:東京大,大阪大,九州大,北海道大,奈良女子大,名古屋大,千葉大,三重大,高知大,京都工芸繊維大,滋賀県立大,明治大,同志社大,京都薬科大,神戸薬科大, 岡山大学

また,海外からの留学生,研究生,博士研究員も積極的に受け入れています。
e.g. Ireland, India, UK, Italy, Sri Lanka, Czech Republic, China, Germany, Hong Kong

卒業後の進路

大学・研究所等

京都大学,東京大学,理化学研究所,九州大学,青山学院大学,中央大学,Calcutta univ.,CaRLa (BASF-Heidelberg University),日本科学未来館

企業等

旭化成,NTT東日本,花王,協和発酵バイオ,三洋化成,昭和電工,JX日鉱日石エネルギー,JSR,住友化学,ダイセル化学工業,日東電工,日本曹達,ユニチカ,ライオン, 三菱製紙, 旭硝子(現AGC), 科研製薬, 日亜化学