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GaussView

機能概要

GaussViewは、Gaussianを利用するためのグラフィカル・ユーザ・インタフェースです。つまり、分子構造の作成や計算結果の可視化を GaussView で行い、実際の計算は Gaussian にて行います。 特徴は以下の通りです。

・GaussViewの分子構造エディタでは、簡単に効率良く分子構造を描くことができます。

・Gaussian用の設定パネルを使って、計算の準備を簡単に行えます。

・描いた分子構造やキーワードを .com ファイルとして保存し、 Gaussian への入力ファイルとして使えますし、直接バッチジョブとして投入することもできます。

・GaussViewの先進的な描画機能によって、Gaussianの計算結果をグラフィックス表示できます。利用するファイルは、Gaussian が通常出力する *.log ファイルや *.chk ファイルですので、計算結果のみを GaussView でグラフィックス表示をすることもできます。

また、計算結果の可視化では以下が可能です。

・計算結果の要約表示
・電荷分布
・双極子モーメントの表示
・分子軌道 ・電子密度・静電ポテンシャル
・振動周波数に関連する基準モードのアニメーション表示
・構造最適化・IRC反応経路・ポテンシャルエネルギー面の表示
・画像ファイルの生成と印刷

 

利用方法

GaussView を利用するためには、X-Windowが利用できるPC端末が必要です。

MacOS Xの場合、Finder -> Applications -> Utilities のフォルダを開き、 Utilities フォルダ内にある X11 を起動して Xターミナルを開きます。

一方、Windowsでは標準ではX-Window環境が用意されていませんので、 その環境を提供できるフリーウェアもしくは商用ツール等を 事前にPC端末にインストールしてください。

インストールしたX-Window環境にて 以下のコマンドを実行して、計算サーバにログインします。

% ssh -C -X 登録ユーザ名@apfe1.scl.kyoto-u.ac.jp 
または
% ssh -C -Y 登録ユーザ名@apfe1.scl.kyoto-u.ac.jp 

そして

% module load g16  ← GaussaianおよびGaussViewの環境設定
% gv

と入力すると、画面上に GaussView が表示されます。

マニュアル

・GaussViewからヘルプドキュメントを呼び出すことも可能です。
・MacOSへのインストール手順はこちらも参照ください。

 

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