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研究トピックス |
メンバー研究内容
高分子の結晶化機構多くの高分子材料は結晶化させて利用されています。そのため高分子の結晶化の研究は古くから行なわれています。我々の研究室では高分子の結晶化機構をいろいろな観点から調べています。 1. 結晶化誘導期における構造形成 高分子のガラス転移機構高分子が固化する時は、結晶化するかガラス化するかのいずれかです。高分子では100%結晶ということはありえず、結晶領域と非晶領域が混ざった状態で利用されます。その意味で、ガラス転移機構の解明は、結晶化と並び非常に重要です。我々は準弾性中性子散乱や静的・動的光散乱によりガラス中の構造やガラス転移機構を調べています。 1. ガラス転移近傍における高分子のダイナミクス 高分子拘束系のダイナミクスと相分離高分子をナノメートルスケールの空間に拘束するとバルク状態とは非常に異なる物性を示すことがあります。薄膜状態であるとか細孔に閉じ込められた高分子がこれにあたります。例えば、高分子薄膜の膜厚をどんどん薄くしていきますと、高分子鎖の糸毬のサイズより薄くなりはじめるとガラス転移温度が減少することが最近明らかになってきました。我々の研究室では、薄膜のガラス転移とそのダイナミクス、さらには高分子ブレンドの薄膜での相分離と脱濡れ(dewetting)を中性子散乱、中性子・X線反射率測定、光散乱測定、光学顕微鏡、分子間力顕微鏡観察などの手段を用いて調べています。 1. 高分子薄膜のガラス転移とダイナミクス
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