京都大学化学研究所元素分析室

  精密ひょう量について



 ウルトラミクロ天びんによるひょう量

風袋容器の大きさ、重量、材質(汚れ、付着水なども含めて)は、ひょう量値の変動に影響を与えます。
通常は、当方で使用している容器(白金ボート、磁性ボートなど)を使用することで、
精度よくサンプルひょう量ができます。

最小表示(読み取り限度)は 0.1μg 、安定時標準偏差は ±0.2μgです。 しかしながら、
   環境変動(気温、気圧、湿度、振動、磁場などの変動)と
   測定物の変化(吸湿性、昇華性、帯電性などの影響)によって、
ひょう量値変動が起こり読み取り値が不安定になります。
その場合は、このような精度でひょう量することはできません。

 留意事項

安定した個体サンプルのみひょう量可能です。不安定なサンプルは、正確なひょう量ができません。
サンプルは、よく精製、よく乾燥させてください。

容器は、当方で準備して、貸し出します。
必ず、よく洗浄してから返却してください。

サンプルによって、取り扱い、ひょう量の仕方が異なります。
詳しくは、前もってお問い合わせください。