機能概要QUANTUM ESPRESSO は、電子的構造計算やナノスケールの材料設計のためのオープンソースコードの統合パッケージです。 密度汎関数法、平面波近似モデル、擬ポテンシャルモデルに基づく計算が可能です。 さらに、基底状態計算、構造最適化、遷移状態および最小エネルギー経路、非経験的分子動力学、反応プロパティ、光学的プロパティ、量子遷移などの計算が可能です。 利用方法利用範囲特になし 利用キューAPGをのぞく、すべてのキュー 実行方法実行コマンドは cp.x や pw.x などです。 実行前に、module コマンドで環境設定をしてください。
OpenMP+MPIでのHybrid版の実行が可能です。 バッチスクリプトでの実行例(CPU版)以下にバッチスクリプトのサンプルを示します。 また、実行CPU数の指定は黄字部分になります。すべて同じ数字としてください。 #!/bin/csh #PBS -q SDF #PBS -N title #PBS -l select=1:ncpus=4:mpiprocs=4 source /etc/profile.d/modules.csh module load qe/7.3.1/intel/2023/cpu setenv ESPRESSO_PSEUDO /usr/appli/qe/pseudo/pplibrary cd $PBS_O_WORKDIR mpirun -np 4 cp.x < h2o-mt-blyp-1.in
実行CPU数は 4 と指定しています。 バッチスクリプトでの実行例(GPU版)以下にバッチスクリプトのサンプルを示します。 #!/bin/csh #PBS -q APG #PBS -N title #PBS -l select=1:ncpus=1:ngpus=1 source /etc/profile.d/modules.csh module load qe/7.3.1/gcc/12.3.0/cuda/12.3.1 setenv ESPRESSO_PSEUDO /usr/appli/qe/pseudo/pplibrary cd $PBS_O_WORKDIR pw.x < h2o-mt-blyp-1.in
使用するGPU数は1枚になります。
また、mpirunコマンドを用いたMPI並列実行も可能ですが、必ずしも性能が向上するとは限らない点に注意してください。 擬ポテンシャルの指定擬ポテンシャルとして、以下4つのいずれかを指定して利用できます。
利用するためには、実行時の環境変数 ESPRESSO_PSEUDO にて上記のdirectoryを指定してください。 もし、環境変数ESPRESSO_PSEUDOの指定をしない場合、自動的にPSLibraryが参照されます。 マニュアル
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