概要
コンピュータシステムの利用負担金は、使用料としてではなく、計算機の資源を効率的に運用することを利用者に
ご協力いただくという立場から設定されています。
また、2023年度より、支払責任者が申請を行うこととなりました。そのため、以下での「支払責任者」は、
新規利用申請書での申請者と同義となります。
特徴
システムの利用負担金は、基本料金と計算サーバ使用料の2つの合計額から算出されます。
メールのみを使われる場合には、基本料金のみが必要で、年間 12,000円となります。
計算サーバを使われる場合には、CPU時間に応じた利用負担金が追加されますが、
その利用負担金には上限が設けられています。
ディスクの使用料金は 100GB 以下であれば、無料でご利用いただけます。もし、100GBを超える容量が必要な場合には、
別途ディスク拡張サービスをご利用ください。
なお、ファイルサーバのメールスプール領域および計算サーバ上のディスク領域(/aptmp)は課金対象外です。
Materials Studio/Discovery Studio は計算サーバのアカウントが必要となり、ライセンスの使用に対する課金が設定されています。
課金単価表
システムのサービスにかかる費用を以下にお知らせします。
課金対象 |
計算ルール |
基本料金 |
1,000円/月 |
計算サーバ(CPU)注1,2) |
0.00220円/秒 |
CPU時間に対する課金の上限額注3) |
支払責任者の所属 京都大学化学研究所:40,000円/月 京都大学(化学研究所は除く):60,000円/月
学術機関(京都大学は除く):80,000円/月 民間機関:200,000円/月
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ディスク基本料金注4) (ホーム領域) |
無料 (100GBまで利用可能) |
クラウドストレージサービス |
無料 (100GBまで利用可能) |
オプションサービス |
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ディスク拡張サービス (ホーム領域) |
+300GB 1,000円/年度注5,6)(最大900GBまで追加可能) |
クラウドストレージ拡張サービス |
+300GB 1,000円/年度注5,6)(最大900GBまで追加可能) |
MS/DS利用サービス注3,注7) |
支払責任者の所属 京都大学化学研究所:1,500円/月 上記以外:3,000円/月 |
※ 1GB = 1024 MB です。
- 並列プログラムで同時に複数のCPUを利用した場合には、各CPUでのCPU時間の合計を課金の対象とします。
- GPUを利用した計算の場合、計算ジョブの経過時間(秒)をCPU時間と換算して課金します。
- 支払責任者の所属によってCPU時間に対する課金の上限額およびMS/DSの利用負担金が変わります。
- ディスク基本料金(ホーム領域)は、ホーム領域のみに対する課金です。
メールスプール領域や一時領域(/aptmp) は含まれません。
- ディスク拡張サービスおよびクラウドストレージ拡張サービスは、本サービス申請月に当該料金が発生します。
年度途中で拡張サービスの利用を取りやめた場合でも、当該料金の一部もしくは全部の返還はできません。ご了承ください。
- ディスク拡張サービスおよびクラウドストレージ拡張サービスは年度を超えることはできません。翌年度も継続したい場合には、
継続利用申請書にその旨を記載してください。その場合、4月に当該料金が発生します。
- MS/DSとは、Materials Studio/Discovery Studioです。どちらか一方しか利用しない場合でも料金は変わりません。
- 支払責任者が京都大学化学研究所の所属でない方であっても、京都大学化学研究所の国際共同利用・共同研究課題公募にて課題が採択された方は
支払責任者が京都大学化学研究所所属の場合と同等の課金体系が適用されます。
- 作成したアカウントの共有利用はできません。利用者ごとにアカウントの取得をお願いします。
利用負担金の請求時期
利用状況をもとにスパコンシステムにて利用負担金を集計後、支払責任者が京都大学の場合には、各部局の経理担当者から支払責任者に対して請求が行われます。
そのため、支払責任者が京都大学の場合は、請求時期については各部局の経理担当者にご確認ください。
支払責任者が学外の場合には、京都大学宇治地区経理課から支払責任者(または利用者)宛に請求が行われます。
その場合の請求時期は以下となります。
・4-6月分⇒7月に請求書送付
・7-9月分⇒10月に請求書送付
・10-12月分⇒1月に請求書送付
・1-2月利用分⇒3月に請求書送付
・3月利用分⇒4月に請求書送付
より詳細にお知りになりたい方は、以下へお問い合わせください。
京都大学 宇治地区経理課 財務企画掛
Tel:0774-38-3372
E-mail:uji.zaimu@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
利用負担金参照方法
支払責任者および利用者は、オンラインにて利用状況や利用負担金が確認できます。(支払責任者と利用者では、認証方法や参照内容が一部異なります。)
利用負担金を確認するには、こちらを参照ください。
認証方法
【支払責任者の場合】
支払責任者には利用通知書を参照するための管理IDと初期パスワードを発行します。初回ログイン時にパスワードの変更をお願いします。
【利用者本人の場合】
スパコンシステムのユーザ名およびパスワードがそのまま利用できます。
参照内容
利用負担金や計算サーバのCPU時間、ディスク使用量が参照可能です。また、昨年度と今年度のデータを参照できます。なお、データはオンライン参照日前日までの値です。
【支払責任者の場合】
支払責任者は、自分が支払責任者となっている利用者全員のデータが参照できます。
【利用者本人の場合】
利用者本人のデータのみが参照できます。利用者が支払責任者でもある場合、自分が支払責任者となっている利用者全員のデータが参照できます。
支払科目
支払責任者が京都大学教職員の場合
利用負担金は、運営費交付金のほか、
科学研究費、受託研究費、寄附金でも支払が可能です。ただし、その場合でも3月だけは運営費交付金となります。
利用負担金の支払い科目を変更したい場合には、支払科目変更申請をお願いします。詳しくは、支払科目変更申請を参照してください。
支払責任者が京都大学教職員以外の場合
支払責任者宛に、利用負担金の請求書を送付いたします。
課金開始月
利用認定書発行月が課金開始月となります。もし、利用開始月を翌月以降にしたい場合には事前にその旨をスーパーコンピュータシステムまでお知らせください。
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