TURBOMOLE

機能概要

TURBOMOLEは、Ahlrichs教授(ドイツKarlsruhe工科大学) らによって開発された非経験的量子化学計算ソフトウェアです。 Resolution of the identity (Rl) 近似の導入により、膨大な計算時間が必要なクーロン積分を高速化し、 Hartree-Fock法、密度汎関数法(DFT)、Moller-Plesset 摂動法およびクラスタ展開法の計算時間を短縮することを可能にしています。

利用方法

利用申込

指名ユーザライセンス契約となっています。 ユーザ数に限りがありますため、当面の間、1研究室当たり1名のみの利用登録とさせていただきます。 また、利用申込はスパコンシステムまでメールでお願いいたします。

利用範囲

ご利用にあたっては、以下の制約があります。

  • 京都大学化学研究所所属であること
  • 非営利目的であること

利用キュー

すべて

実行方法

TURBOMOLEには様々なコマンドが用意されています。 実行時には環境変数の設定のため、module コマンドで利用するバージョン等の指定をします。

(例)
% module load turbomole/7.8/smp

バージョンとモジュール名の対応は以下の通りです。

バージョンモジュール名
逐次実行版スレッド並列版Intel MPI並列版
TmoleX2024turbomole/7.8/serialturbomole/7.8/smpturbomole/7.8/mpi

バッチスクリプトでの実行例

以下、バッチスクリプトのサンプルを示します。 斜体字部分を書き換えてください。また、実行CPU数の指定は赤字部分になります。

#!/bin/csh
#PBS -q APC
#PBS -N title
#PBS -l select=1:ncpus=4

source /etc/profile.d/modules.csh
module load turbomole/7.8/smp

cd $PBS_O_WORKDIR

setenv PARNODES 4
dscf > output

この例では、計算結果ファイル output としています。 また、実行CPU数は 4 と指定しています。

サンプル

サンプルとなる入力ファイルや、その計算結果ファイルは、以下のディレクトリに格納されています。

/usr/appli/turbomole/TmoleX2024/TURBOMOLE/TURBOTEST

マニュアル

関連サイト