新システムへの移行スケジュール
新システムへの移行は、1) 準備期間 ⇒ 2) 仮運用 ⇒ 3) 正式運用 の順に進められます。
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上記システム移行スケジュール内のカッコ内の数字は以下の内容の項番と対応していますので、
移行スケジュールを見ながら、以下の説明も併せてご覧ください。
準備期間
新システムへの移行準備のため、現在提供されている計算ノードの一部が停止されます。
また、移行に際してご協力いただきたい作業があります。
(1)<計算サーバで実行中のジョブ停止および一部サービスの停止>(実施済)
ジョブ停止実施日 : 2023/11/24 20:00
ファイルシステム入替作業実施日 : 2023/11/25-26
(2)<共有メモリ型スパコン Superdome Flex の一部停止>(実施済)
実施日 : 2023/12/11
(3)<分散型スパコンの一部停止>(実施済)
実施日 : 2023/12/11
(4)</aptmp/(ユーザ名)/のコピー>
内容 : 仮運用開始数日前まで、計算サーバの一時領域である /aptmp/ を新システムの /aptmp/ へ継続的にコピーします。
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(5)<共有メモリ型スパコン Superdome Flex の全停止>
実施日 : 2024年1月11日9:00
内容 : 現行の共有メモリ型スパコン Superdome Flex として運用を継続していた sdf1 についても
仮運用開始前の2024年1月11日9:00 に停止します。
仮運用
(6)<新システムの仮運用開始>
実施日 : 2024年1月11日9:00
内容 : 新システムの一部の利用が開始されます。
<新ログインノードおよび計算サーバの一部の利用開始>
新システムを利用される場合、新しいログインノードにログインしてください。
新しいログインノードのホスト名は fe1 となります。
なお、仮運用開始前の fe1 へのログインはお控えください。
ログイン例:
% ssh fe1.scl.kyoto-u.ac.jp
これまでの apfe1 と同様、fe1 からジョブ投入や /aptmp/(ユーザ名)/ へアクセスできます。
ジョブスケジューラのバッチキューの計算リソースの制限値については現状と一部異なります。
詳しくはこちらを参照ください。
なお、APGキューについては正式運用が開始されるまでご利用いただくことができません。
GPUを利用した計算の場合、現行システムでのAPGキューをご利用ください。
<ホームディレクトリ>
現行システムと新システムのホームディレクトリは11月25日のストレージ切替作業により、すでに新システムへの移行作業が完了しています。
そのため、現行および新システムのどちらも同じストレージを参照していますので、現行システムのホームディレクトリ内のファイルを
修正・削除すると、 新システムでも同様に修正・削除されてしまいます。ご注意ください。
<新システムの一時領域 /aptmp/(ユーザ名)/ >
2024年1月9日9時まで、現行システムの /aptmp/(ユーザ名)/ から新システムの /aptmp/(ユーザ名)/ へのコピーをスパコンシステムにて継続的に行います。
最終コピー開始時刻(ユーザごとに異なります)以降の 現行システムの/aptmp/(ユーザ名)/ の変更は新システムの /aptmp/(ユーザ名)/ に反映されていない恐れがありますので、
以下をよくお読み頂き、ユーザ様ご自身で新システムの /aptmp/(ユーザ名)/ に反映して下さい。
- 最終コピー開始・完了日時はユーザごとに異なりますので、正確なコピー開始・完了日時は/aptmp/info/lastcopy/(ユーザ名) を参照ください。
- rsync コマンドを使用する際は、ディレクトリ名の最後に / を付けることを忘れないでください。
- 現行システムは1月下旬頃に停止しますので、その時までに作業を完了させてください。それ以降は、現行システムの /aptmp/(ユーザ名)/ にはアクセスできなくなります。
- ご自身で同期作業を行うことが難しい場合は spradm@scl.kyoto-u.ac.jp までご連絡下さい。
- 新ログインノード(fe1)にて以下のrsyncコマンドを使って同期作業を行って下さい。
- /aptmp/(ユーザ名)/ 全体に対して同期作業を行う場合:
fe1% rsync -avH --delete /old/aptmp/(ユーザ名)/ /aptmp/(ユーザ名)/
- /aptmp/(ユーザ名)/ のディレクトリ(例 dir) に絞って同期作業を行う場合:
fe1% rsync -avH --delete /old/aptmp/(ユーザ名)/dir/ /aptmp/(ユーザ名)/dir/
- (補足)
/old/aptmp/(ユーザ名)/: 現行システムの領域
/aptmp/(ユーザ名)/: 新システムの領域
途中でrsyncの処理が中断しないよう、特例として1月末までは新ログインノード(fe1)でのインタラクティブジョブのCPU時間の制限を24時間とします。
(7)<現行システムの分散型スパコンの停止>
実施日 : 2024年1月下旬頃
内容 : 現行システムの分散型スパコンがすべて停止します。
これにより、現行システムで実行していたジョブもすべて停止され、それと同時に現行システムのログインノード apfe1 へも
ログインできなくなります。現行システムの/aptmp/ 以下へのアクセスもできなくなります。
したがって、もし /aptmp/ 以下にジョブの計算結果等を保存している場合には、これ以後、その計算結果を取得することができません。
そのため、現行システムから新システムへコピーする必要のあるファイルが/aptmp/ 以下にある場合には、
分散型スパコンシステムがすべて停止する前に必ずコピーを行ってください。
(8)<新システムの共有メモリ型スパコンの停止>
実施日 : 2024年1月下旬頃
内容 : 共有メモリ型スパコンであるSDFについては、正式運用への移行作業の都合上、
新システムのSDFであっても2024年1月下旬に数日間停止する予定です。
【新システムに対する課金】
仮運用期間である2024年1月1日~31日は、新サーバにて実行されるジョブのCPU/GPUの使用についてはすべて課金の対象外となります。
1月と2月をまたいで新システムにて実行されたジョブ(例えば、1/20に開始して2/10に終了したジョブ等)については、
1月の計算分は非課金、2月1日以降の計算分は課金対象となります。
ただし、Materials Studioを介して実行されたジョブ、あるいはGPUを使ったジョブについては1月に計算された分も含めて
すべて課金対象となります。
正式運用
(9)<正式運用開始>
開始日 : 2024年1月下旬
内容 : 新システムのすべての計算ノードが利用開始となります。
有償アプリケーション
新システムでは利用不可
- Gaussian09
- Reaxys
- SCIGRESS
これまで通り利用可能
- Intel compiler
- Amber
- ADF (宇治地区利用者のみ)
- CSD
- Gaussian16
- GaussView6
- Gaussian&GaussView(Win/Mac/Linux)貸し出しメディア (宇治地区利用者のみ)
- Materials Studio(全モジュール利用可能)
- Discovery Studio(全モジュール利用可能)
- Materials Science Suite (宇治地区利用者のみ)
- Mathematica (宇治地区利用者のみ)
- Q-Chem
新規に利用可能
- Molpro (宇治地区利用者のみ)
- TURBOMOLE (利用者数限定)
(※) 無償のアプリケーションについては利用頻度が少ないなど、特別な理由がなければ現行システムと同じ無償アプリケーションをご利用いただけます。
変更履歴
日付 |
内容 |
2023/8/28 |
初版 |
2023/10/10 |
スケジュール遅延に伴う実施日"未定"への修正 |
2023/11/6 |
ファイルシステム入替作業日の予定追加 |
2023/11/22 |
共有メモリ型スパコン(SDFキュー)の計算ノード(sdf2)の停止 |
2023/11/29 |
分散型スパコンの計算ノードの一部停止 |
2023/12/25 |
仮運用におけるスケジュール追加 |
ご不明な点などありましたら、スパコンシステムまでお問合せください。